毎週、亡くなった方のためのお花を届けさせていただいています。
真っ白のお花から、次第に淡い色を入れてとお花の変化とともに
少しずつ少しずつ、言葉を交わすようになり
今はお花への感想も仰っていただいたり・・・
リルケの詩に、ただ一輪のバラ、それはすべてのバラ、という言葉があります。
たった一輪のバラのなかに、それまでに咲いて滅んだすべてのバラが在る、
そのバラを見つめて愛でることは、
それまでに滅んだすべてのバラの生と共に生きるのと同じこと
リルケの詩にはそんな意味がある、という対談を読んだことがあります。
お花の中に、その人の在りし日のことや、そして今の自分の様子、
そんなことを投影することができるんだなあ、
ということを改めて教えてもらいました。
100本のバラも、一輪の草花も、人への寄り添い方はおんなじです。
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