定家の恋

雨にぬれた後、外の緑もすっきりときれいです。

涼しげなしだれ楓と定家葛。



つやつやと美しい定家葛。

その名前は、藤原定家が死後も式子内親王が恋しくて
この植物に生まれ変わって墓石に絡みついた・・・
という能の謡曲「定家」から命名されています。


死んでなお墓石に絡みついた・・・

内親王であり斎院という神聖な存在でもあった式子と
臣下の定家の禁じられた切ない恋の結末です。


謡曲「定家」では式子内親王もこんな痩女の
形相の霊となって現れるそうです。

ちなみに定家は平安時代に権力を集めた藤原道長の5代先の子孫になるそうです。

(余談ですが、のびたとセワシの間柄です。)

子孫の月は欠けてしまったんですね。

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