向日葵に初夏を感じる季節になってきました。
太陽が似合うとびきり元気色の向日葵。
いつも明るい向日葵にも悲しい過去があります。
みんなが焦がれる素敵な太陽の神アポロン。
これでいいのか?と不安になるような
衣服の身につけ方もオシャレなアポロンと恋仲になった
美しい水の女神クリュティエでしたが、愉しい日々もつかの間。
モテモテのアポロンに別の恋人が!
「女神のわたしより人間の女性を選ぶなんて!」
嫉妬に狂うクリュティエ。
「やべえ、逃げろー。」
スタコラサッサと逃げる太陽神アポロン。
取り残されたまま動けなくなるクリュティエは
太陽を追う向日葵の花に形を変えたのでした。
太陽の神でさえも恋は移り気、水の女神でさえも嫉妬に身を焼く。
ましてや人間なら・・・
余談ですが、このクリュティエの絵は太陽王と呼ばれた
恋多きルイ14世がお気に入りの愛人のための宮殿に
飾るものとして描かれたそうです。
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